理事長 城所 ひとみ
皆さん、声に出して本を読んだのは、いつが最後でしょうか。
声に出して読むことは、脳の活性化につながるといわれていますが、多くの人は中学時代を最後に黙読になっているのではないでしょうか。
朗読は、読み手のテクニックだけでは成り立ちません。作品に込められた作家の情熱と、黙読では得られない感動を求める聞き手の存在があって初めて成立します。これが朗読の深さ・面白さであり、文化といわれる由縁です。
私たちは、読み手が練習しやすい環境をつくり、聞き手が集う発表の場を提供するとともに、ボランティア活動や朗読愛好家の交流を通して、情緒あふれる朗読文化が皆さんの人生を潤すことを願っています。

朗読名誉会長 加賀美 幸子
昔から「読み書き算盤」といわれるように、ゴロ合わせではなく、読むことは筆頭におかれています。古今東西の情報を読み、自ら勉強し、さらに周りに読み伝えていく…その伝え方は判り易く、しかも味わいが深くなければ、せっかくの内容も、意味が無くなります。朗読…それは、うまい下手ではなく、その人そのものの味わい。「言葉は人」と言われます。一人ひとりの力を寄せあわせて、朗読文化をさらに磨いていきたいものです。

NPO日本朗読文化協会は、プロ・アマチュアを問わず「朗読」という文化活動を通じて、広く社会に貢献することを目指して設立されたNPO(特定非営利活動法人)です。
- 朗読を楽しみとされている方の活動の場の提供
- 全国の朗読愛好家たちとの交流
- 朗読技術の向上
既存の枠にとらわれず自由な発想でさまざまな朗読活動を展開することで、朗読という表現方法を楽しみながら広め、地域社会や文化・教育・福祉への貢献ができることを願っています。
1999年から2002年まで銀座博品館劇場において、ニッポン放送主催、「源氏」朗読実行委員会の運営のもと、瀬戸内寂聴訳『源氏物語』朗読公演を開催しました。その過程で2001年、NPO設立の要望に応え、特定非営利活動法人日本朗読文化協会の設立を東京都に申請、同年12月、設立の許可が下りました。初代名誉会長は瀬戸内寂聴氏。
あゆみ
- 2001年 12月
- NPO日本朗読文化協会設立
- 2002年 6月
- 19日を『朗読の日』と定める
- 2003年 6月
- 第1回『朗読の日』銀座博品館劇場で開催
- 10月
- 「朗読教室」開講
- 2004年 3月
- 「朗読教室」第1回発表会
- 4月
- 朗読ボランティアグループかもめ活動開始
- 8月
- 平和を考える朗読公演開催
- 11月
- 第1回「60歳のラブレター ~いい夫婦の日朗読会~」
- 2005年 2月
- 第1回「朗読ボランティアグループかもめ朗読会」開催
- 3月
- 「八重洲朗読会」開始
- 5月
- 「声に出す平和への祈り」朗読会開催
- 5月
- 瀬戸内寂聴訳「声にして楽しむ源氏物語」発刊
- 2006年 12月
- 第1回「朗読コンクール」開催
- 2008年 7月
- 住友信託銀行大阪支店 第1回朗読会開催
- 12月
- 第1回「朗読アラカルト」開催
- 2011年 5月
- 第1回ヒルズ・サロン朗読会開催
- 理事長
- 城所 ひとみ 港区環境影響調査審査会
- 朗読名誉会長
- 加賀美 幸子 元NHKエグゼクティブアナウンサー
- 理事
-
阿部 義髙 元(株)電通
有賀 康子 朗読家
飯島 晶子 朗読家
飯田 輝雄 演出家
松野 正義 (株)インターナショナル・カルチャー
茂木 英治 (株)テレビ朝日・社友 - 監事
- 伊澤 逸平 元(株)八重洲ブックセンター
- 顧問
-
安西 範康 (株)日本音声保存
石川 剛 (株)エージー
伊藤 義文 (株)博品館
佐野 隆治 神田外語大学
壤 晴彦 演劇倶楽部『座』主宰
高橋 俊三 元群馬大学教授
竹中 善郎 キングレコード(株)
野間 省伸 (株)講談社
朗読ボランティア活動
- 朗読ボランティアグループかもめ
- 2004年4月に結成された当協会員有志によるボランティアグループ。約40名が登録。毎月児童館・高齢者施設等へ各2~3人での訪問朗読を中心に、きめ細かい対応を目指した活動に取り組んでいます。毎月の定例会の後、ボランティアの更なる質の向上の為勉強会を開き、各人の体験、喜ばれる歌や詩、作品・お話、手遊び等の情報を交換し合い、朗読と共にスキルを磨いて訪問に役立てています。その他年一回朗読力向上の為に「かもめ朗読会」を開催。又協会の諸行事の際は裏方として活躍し、大きな支えの力を発揮しています。最近では外部からの依頼も増え、学んだ朗読を生かす活動も広がっています。
- その他
- 当協会員を中心に設立された朗読赤十字奉仕団に於いて多数の会員が活動しています。
朗読教室の運営
初めて朗読を学ぶ方から、経験、実績をお持ちの方まで、幅広い朗読愛好家の方たちを対象にした朗読教室を運営しています。朗読だけでなく、演劇、演出などにも経験豊富なプロの指導者を迎え、あらゆるレベル・ジャンルの朗読教室を用意しています。また教室終了後には発表公演も行っています。
- 初級者向け
- 発声・呼吸の方法から表現の仕方まで、朗読の基本を習得することを目的としています。
- 上級者向け
- 基本習得者を対象に、作品を深く読み込み、情景や心理を描けるような表現力を身につけることを目的としています。
- 特別講義
- 作品の背景など、学問的な勉強を行うことで、朗読の奥行きや理解をさらに深めるための講義を行っています。
朗読の普及を目指して
- 朗読指導者の養成
- 朗読文化の裾野を広げるには各地域、各サークル・団体などに適格な朗読指導のできるリーダーが必要です。そこで当協会では講師養成講座を開催しています。終了後、協会講師の審査を受け、一定の基準を満たした方には「NPO日本朗読文化協会朗読講師」の資格が与えられます。
- 朗読講師の派遣
- カルチャーセンターなどが主催する朗読教室に朗読講師を派遣。また自治体、小・中・高・大学における朗読指導など、さまざまな分野での朗読教育の普及に取り組んでいます。
- 朗読イベントの企画・開催
- 『朗読の日』公演 (銀座博品館劇場で開催)
- 当協会の活動と存在をより多くの方たちに知っていただくため、毎年6月19日を『朗読の日』と定め、この日を中心に協会員の朗読公演を開催しています。
- 朗読コンクール
- 全国で朗読活動をする多くの方たちの技術向上をはかるために「朗読コンクール」を主催しています。
- 「声に出す平和への祈り」 ~地方自治体と協力した文化事業~
- 朗読を通じて平和のメッセージを広く世界に訴えるために、毎年8月15日(終戦の日)に一般参加型の朗読会を東京都港区の委託事業として開催しています。
- 朗読アラカルト
- 朗読に不慣れな方たちも、気軽に舞台朗読を体験できる発表会です。
- 企業とのタイアップによる定期朗読会
- ①「八重洲朗読会」 八重洲ブックセンターのイベントスペースで定期朗読会を年10回位開催しています。
②「ヒルズ・サロン朗読会」 「楽しく、美しく」をコンセプトにハリウッド(株)協賛の六本木ヒルズでのサロン朗読会。
美容ワンポイントレッスン・寛ぎのスイーツタイム・心の滋養「朗読」の3点セット。年4回開催しています。
情報発信
全国に広がる会員相互の情報交換の場として、当協会機関誌「朗読ニュース」の発行やホームページ(http://www.rodoku.org/) による即時性のある情報発信を行っています。


















